メダカの水草と選び方

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　水の中でゆらゆらとゆれる水草の間を、すいすいと泳ぐメダカ。飼育容器の中に水草をさりげなくあしらうだけで、とても自然な雰囲気を作り出すことができます。

　こうした、メダカの飼育容器の中に入れる水草は、同じ淡水魚の金魚の飼育に使われているものを、そのまま使うことができます。基本的には、飼育容器に合うものの中から、気に入ったものを選んでみましょう。

　メダカの飼育容器の中に入れる水草は、単に見た目の良さばかりでなく、メダカの飼育容器の中の水をきれいに保ち、メダカの呼吸に必要な水中の酸素を補うという大切な働きがあります。

　また、水草の種類によっては、メダカの隠れ場所になったり、産卵のときに卵を産み付ける産卵場所にもなります。

　メダカなどの淡水魚の飼育に良く用いられる水草のひとつに、ホテイアオイ（ホテイ草）があります。ホテイアオイの根には、水を浄化する働きがあり、またメダカの産卵場所としても良い環境を与えてくれます。

　ホテイアオイを上手に活用するコツは、適度な間引きと伸びすぎた根の切り戻しにあります。

　ホテイアオイはとても育てやすい水草ですが、成長が早いので、時々増えすぎた株を間引いたり、メダカが根に絡まったりしないように、伸びすぎた根をはさみなどで適度な長さまで切り戻しておきましょう。

　また、近くに河川などの環境がある方なら、そこで水草を採取してくるという方法もあります。

　比較的身近に生えている水草のひとつに、アナカリスとも呼ばれるオオカナダモというのがあります。オオカナダモは河川で見つけることのできる藻の一種で、比較的簡単に手に入れることができます。

　ただし、河川から水草を採取してくるときは、河川に住む雑菌や微生物、他の生き物の卵などが水草に付着していることもありますので、丁寧に水洗いしてから、メダカの飼育容器の中に入れるようにしましょう。

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